ダイオキシンも来月調査 能代の奇形コイ

破産した能代産業廃棄物処理センターに近い能代市の通称「寒堤」で発見された奇形のコイからダイオキシンが検出された問題で、県環境整備課は、10月にも寒堤で行う魚類の捕獲調査で、ダイオキシンも調べることを決めた。

魚体に含まれるダイオキシンについては、国の環境基準が定められておらず、同課は、住民団体「能代の産廃を考える会」の要望に応じて水銀などの重金属を中心に調査する予定だった。同課の長沼隆課長は「住民の不安があることが分かった以上、ダイオキシンも調査対象に加え、結果を公表する」と話した。

(01年9月14日 朝日新聞紙面より)

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